テプラでおなじみのキングジムが、メモとり専用の端末を発売しました。
プレスリリース商品ウェブサイトPalmを長らく使ってきた人間として、メモに特化したというこの商品、思いっきり惹かれました。
バッテリも乾電池で20時間。
モノクロのPalm機には及ばないものの、1日しか持たないWindowsMobileより使える。
と喜んだのもつかの間、プライスタグを見てガッカリ。
\27,300単機能・モノクロでPalm(同等品)より高いなんて、対象外です。
USPは確かに良いですが、ポイント外してますよねぇ。
現物を見ていないので分かりませんが、端末を持った状態での入力は想定しないように見えます。
立った状態でメモをとるシチュエーションも多いでしょうに、場の、設定も不十分かも。
プライスから勢いネガティブウォッチになってしまいましたが、開発する立場で考えてみましょう。
どうしたら魅力的な商品になるでしょうか?
・原価低減
餅は餅屋に任せましょう。
もちろんEMSでしょうが、自身は完全に「アイデア屋」に徹し、仕様のみを伝え、どのようにして実現するかは彼らと膝を突き合わせてディスカッション。
「何を使いたいか」ではなく「何をしたいか」を伝えて、達成手段は彼らに任せると、経験上良い方向に進みます。
せめて、1万強。
でなければ、たとえばモノクロ電子辞書とセットにすれば、食指が動く層があるかも。
メモ+辞書は相性良いと思いませんか?
無理なら無理で、コストをかけずに追加できるプロフィットは何かを考えるのも一考。
・入力手段
たった状態での利用を想定した、手持ちタイピングは欲しいところ
SONYのClie UX、シャープのザウルスを参考にすればいいですね。
いわゆる、親指タイピング。
できれば、スタイラスによる手書き入力もあると便利かもしれませんが、この手のユーザー対象だったら、それでコストアップするくらいだったら割り切ってもいいと思います。
・チャネル
キングジムの電子商材と言えば、テプラしか思い浮かびません。
扱っているのは、「アスクル」「カウネット」のような法人向けサイトか、大きめの文具専門店に家電量販店。その量販店では、類似品の方がプレゼンスが高かったりする。
ですので、シャープやカシオのようなブランドで売れるメーカーへのOEMという商流も考慮して良いでしょう。自社ブランドも名前を付け替えるだけでいいですし。
・カスタマー
この商品はテプラのような法人需要より個人需要がメインでしょうから、高い利益率はもとから想定しない方がベターだと思います。
ですので、それを前提とした「使う場」の提案を進めましょう。
コンセプトは素晴らしいと思うので、どういったときにどのように使えるのか。
これがあることで、どう変わるのかを、さらに突っ込んで訴求していきたいです。
SNSやクラウドコンピューティングなどは、うってつけ。
ざっと思いつくのはこれくらいですが、皆さんはいかがでしょう?
いちゃもんをつけるのは簡単です。
ですが、「だったらどうしたら良いのか」を提案できる人は少ないですよね。
開発者にとって「べき論」者はいらないのです。「こうあるべき」というのはおよそ本人は分かってます。
「だからどうなの」が知りたいのです。
売れているなら売れてる理由
売れていないなら売れない理由と、売れるための手段
発想力を鍛えるネタはいくらでも転がってます。
ゲーム感覚で遊んでみましょう。
ポメラの価格は
文具系メーカーなので6掛け7掛けが販売価格ですよ
業界が違います
| 通りすがり | 2008/10/24 12:34 | URL | ≫ EDIT