ワープロや表計算などのオフィスソフトのみならず、3Dのモデリングソフトまで気前よく無料で提供してくれるgoogleのおかげで、今やありとあらゆる種類のソフトがほとんどweb上で無料で利用できるのが当たり前となった今日この頃。NASAが地球儀ソフトの
World Windをリリースした時も驚きましたが、今回Microsoftがやってくれました。
その名も、
World Wide Telescopeもうすでに日本でも紹介されているかと思いますが、まだまだ知れ渡ってはいませんよねぇ。
私は、シリコンバレーの情報をいち早くゲットするために毎日チェックしている
Mercury Newsで
Tech Notebook: Virtual telescope offers peek at the universeという記事を見てその存在を知りました。
MicrosoftはパッケージソフトとOSでメシを食ってるので、ウェブベースのフリーのオフィスソフトを一部提供しながらもベースはパッケージというスタンスは変えていませんが、バッティングしないソフトに関しては、googleより気前がいいんじゃない?というのが私の意見です。
実際、google earthよりも
Virtual Earthの方が、優れものだと思います。
で、今回の「World Wide Telescope」一言で言うと、「Virtual Earth」が宇宙に広がったソフトみたいなものです。
「宇宙から見た地球」という視点で地表の様子や地図等も見れるのですが、あまり縮尺が大きな(=ローカルな)地図は用意されていません。(ズームはできますが、ピンボケするだけ)そういう目的には、「Virtual Earth」をご使用ください。
それよりも、このソフトの本質は、地球からみた空、宇宙、宇宙からみた宇宙、そして用意されているプラネタリウムチックな天体ショー、極めつけは自分で自由にアッセンブルできる数々の星へのバーチャル宇宙旅行にあります。
NASAからデータの提供を受けているということもあり、映像の美しさはピカ一。また、NASAで実際研究に使われているデータ及びツールも含まれているということですから、まさしく大判振る舞いですね。
難点は、要求スペックが非常に高いこと。サイトを見ると
MicrosoftR XP SP2 (minimum), WindowsR VistaR (recommended)
PC with Intel Core 2 Duo processor with 2 gigahertz (GHz) or faster, recommended
1 gigabyte (GB) of RAM; 2 GB RAM recommended
3D accelerated card with 128 megabytes (MB) RAM; discrete graphics card with dedicated 256-MB VRAM recommended for higher performance
1 GB of available hard disk space; 10 GB recommended for off-line features and higher performance browsing
XGA (1024 x 768) or higher resolution monitor
Microsoft Mouse or compatible pointing and scrolling device
MicrosoftR DirectXR version 9.0c and .NET Framework 2.0
Required for some features; Internet connection at 56 Kbps or higher through either an Internet service provider (ISP) or a network. Internet access might require a separate fee to an ISP; local or long-distance telephone charges might also apply
とあります。簡単に言うと、
OS:XP SP2以上(Vistaを推奨)
CPU:Intel Core 2 Duo 2GHz以上
メモリ:1GB(2GB以上を推奨)
ビデオメモリ:128MB(256MB以上を推奨)
HDD:10GB以上の空き容量
解像度:XGA以上
その他:DirectX 9.0c以降と.NET Framework 2.0以降が必要、できる限り高速な回線も必須
といったところでしょうか。
でも、とりあえず私のマシン(XP SP3, AMD Athlon(tm) 64 Processor 3500+, 2GBメインメモリ, グラフィックボードは無くてオンボードのみ)でも何とか大丈夫でした。
ものは試しで、まずはダウンロードしてみてはいかがでしょう。
とにかく、「素晴らしい」の一言。
アメリカは企業の社会に対する責任(CSR)に非常に前向きですが、特に教育や地域環境に関する貢献を重要視する傾向にあります。今回のこのソフトのリリースも、教育目的というのが第一義のようです。ほとんどプラネタリウム同様のものがパソコン上で見られ、チュートリアルも豊富に用意されているところを見ると、まさしくその通りだと思います。
「社会のために富を形成すること」「株主に利益をもたらすこと」を「企業の根本的な責任」と考えている中国とは大違い。
さて、単にこのようなソフトを紹介しようとしているのでは実はありません。
シリコンバレーをウォッチするにあたっては、いまだに「The sooner, the better」つまり早ければ早いほど良い。「早起きは三文の徳」というのを再認識したからなのです。
現地でプレスリリースされたばかりのツールなりソフトなりは、いち早くその情報をゲットして、うまく日本向けにローカライズできるのであれば、今でもなおまだ先行者利益を得られると思うのです。
残念ながら今回の情報は旧聞に属しますが、それでもこのツールを使って日本で何ができるか、誰にどのようなメリットがあるか、何かと組み合わせることはできないかと考えれば、まだ捨てたものではないでしょう。
蓼食う虫も好き好き、何が後で宝に化けるかもしれません。
そんな宝が、まだまだシリコンバレーには転がっているし、これからもっと生まれてくる気がしてなりません。「World Wide Telescope」に接して、強く再認識しました。マイクロブログもここから生まれましたしね。
現地のメディアやブログから一次情報を得る努力、馬鹿にしないで続けてみると良いことがあるのではないでしょうか?(もちろん、英語を斜め読みして把握するスキルは必要ですが)
このブログでも、ウォッチング続けますので、乞うご期待。