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どうして日本でできないの?

ポートランドのビジネス紙、PORTLAND BUSINESS JOURNALの、

PGE receives OK for smart meters

という記事を読んで、思わず、「何で日本でできないのだろう」と思ってしまった。私が知らないだけなのか。すでに実施されている?技術的にできない?規制がある?誰も思いついてない?(いや、それはないでしょう)

どういう内容かというと、ポーランドのユーティリティーコミッションから、”スマートメーター”という電力積算計の使用が認められたというもの。

この”スマートメーター”、ほんとにスマートなようで、

・引っ越し時、遠隔操作で通電・停電が可能
・災害の際、迅速で精確な給電停止・復電が可能
・ワイヤレスで使用電力量データが入手ため、検針員がわざわざ目視確認して読み取っていた従来と比較して、大幅な労務費の削減が可能

とまぁ、いいことずくめと言って良いでしょう。

申請していたのは、Portland General Electric Co.という電力会社で、Websiteを見る限りかなりの部分をオンラインでできるようにしています。電力量のチェックから電力料金、支払い、引越しの手続きに至るまで現状可能ですから、使う側からみるとすべてオンラインでOK、電話連絡も不要のようです。

今回の許可により、会社側も一番人手がかかっていた部分を削除することができるわけで、本当の意味での「オンライン化」が達成できるのでしょう。

自分にとって都合のいいことばかりをアナウンスする訳にはいきませんので、

・検針員の移動にかかわるエネルギーが削減できるため州の政策に合致する
・114台もの車の使用がなくなるため、年間8万ガロンのガソリンの節約が可能
・併せて140万ポンドのCO2排出量の削減も達成できる
・将来における負荷調整に寄与し、新規発電所需要を低減する効果が望める
・お客様は、インターネットを通じて毎日の使用量の確認も可能

と、そのメリットを大々的にPRしています。

プロジェクト費用は1億3000万ドル程度を見込んでおり、年間を通して効果が寄与する2011年時点で1800万ドルの費用削減効果があるとのこと。ただ、初年度となる今年6月以降、需要家はプロジェクト費用として1%弱の値上げを強いられる模様。ただ、将来の費用削減のための投資であり、「燃料高騰の折...」というやつではないから、受け入れるのもやぶさかではないでしょう。

というのが、記事の内容なのですが、だからこそ冒頭のクエスチョンが頭をよぎったわけです。

改めて、まずは地元の九州電力のWebsiteを見てみましたが、できることと言えば、引越しの連絡くらいなんですねぇ。使用電力量及び電気料金は検針票を参照、支払は予め銀行引き落とし、あるいはカード支払の手続きを書面によって行っておくか、毎回請求書をもって支払いに銀行、郵便局、コンビニへ。(コンビニ支払、カード支払ができるようになって、喜んでいた時期もありましたっけ)

電気に限らず、ガス、上下水道、さらには税金等々、いずれもいつまでたっても、「go offline」と感じているのは私だけではないと思うのですが。

今や日本は高速ネット環境が低価格で提供されている稀有な国となっているにもかかわらず、旧態依然の仕組みがかように残っているのは、不思議でなりません。アメリカは確かにいたるところでWi-Fiが提供されており、スタバでは誰もかれもノートを持ち込んで利用しているのも事実ですが、他方個人の住宅では、常時接続の定額高速ネットどころか、まだまだダイアルアップ接続も幅を利かしているというのも現実。

それでいて、Webを利用するサービスは圧倒的にアメリカが先行しているのは、本当にちぐはぐだと思います。何につけても感じるのが、どこまでも日本という国は「Sea change」を拒むお国柄なんでしょうね。電子政府も、従前のやり方をそのまま持ってきただけでは、機能するはずもない。(この点、韓国は素晴らしい:あくまでも私見)

最良のものを迅速に、時には青天の霹靂がごとく導入するのは、途上国の真骨頂。アメリカの事例を研究し、日本の技術でブラッシュアップしたサービスをそのような国で提供していくビジネスを模索するのも良いかもしれませんね。

| 海外情報 | 20時27分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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トヨタとSONYがアメリカでコラボ

はっきり言って私は、ゲームをする人間では全くありませんが.....
その業界のマーケティング手法は非常に興味深くウォッチしております。

これも、今に始まったことではないですが、ソフトメーカーと食品、雑貨などの異業種とのコラボはとどまるところがないですよね。先日も、日経産業の紙面を賑わしていました。

ゲーマーじゃないので内容云々は???ですが、「龍が如く」というソフトをモチーフにしたエースコックの焼きうどん、その中に登場する宝石のレプリカを福岡の宝石販売店が作製、渋谷で販売、ファイナルファンタジーのポーションの実物をサントリーが商品化、カプコンのモンスターハンターのドリンクアイテムをバンダイが清涼飲料水として発売等々。

その記事の後半にあった、「SONYのPS3用ソフト「グランツーリスモ 5プロローグ」で日産GT-Rなどの新車をゲーム上で仮想試乗できるキャンペーンを実施」の、まんまをアメリカのプレスリリース中に発見しました。

Lexus Puts Spectators Behind the Wheel of an IS F at the 34th Annual Toyota Grand Prix of Long Beach

今週末(April 17-20)ロングビーチで行われるToyota Grand Prix of Long Beachというアメリカのインディーカーレースのイベントとして、プレステ3を用いてトヨタレクサス IS-Fのバーチャルドライビングが催されるというもの。観客は、このシュミレーターで富士スピードウェイをドライブすることができるんですねぇ。スタート時の強烈な加速Gや1コーナーへのブレーキングを残しながらのシビアな突っ込み、F1が開催されるサーキットとしては最長の1.4kmストレートでは170mph(272km/h)超の異次元の速さを体験できるらしい。もちろん、ヘルメット無しね。

マツダや日産がセカンドライフ中で試乗できるようなサイトを作っていましたが、その比ではありません。モノがいいから、性能がいいから、安全性が高いから、という理屈だけではモノが売れなくなって久しいこの頃、強烈な体験、一人ひとりが独自に構築する物語、同じレースに参加して体験を共有し合う.....これからのマーケティングに必要な要素が全て揃っているのが、こうした複数人参加型のゲームであり、それをにくいほど利用したのがこのイベントと言えるのではないでしょうか。

SONYはやっとのことで国内ではWiiの売上を超え、これからがPS3の正念場の時、トヨタはレクサスというハイソカーとして捉えられているブランドから、IFというスポーツセダンを発売し、ブランドの幅を拡げようとしている途上。日本でのレクサス販売にも影響が及ぶことでしょう。両社にとって試金石となるような年に、AISASを地でいくマーケティングをアメリカで最も人気の高いナスカーで行う。気合いが入っていますよね。

折しも、先日発表されたリクルートの「大学生の就職希望企業ランキング」でも相変わらずの人気を見せた両社、どんな展開が待っているのでしょうか?

一アントレプレナーとしては手のつけようがない....と思う事なかれ。Wiiがゲームの原点に戻って「ライトユーザー」を掘り起こしたことを思い出しましょう。視点をずらすこと+コラボもまた別のフレームだと思いませんか?と言いながら、私の固い右脳は全然回転しないようです。少しはゲームでもして、我をわすれますか.....

| 海外情報 | 17時46分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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やっぱり、どこまでもアメリカン

Frito-Layっていうアメリカのメジャーなお菓子メーカーご存じですか?
日本ではDoritosで有名ですよね。
カロリーコンシャスな私も、実は大好きです。食べるときは誘惑に負けないように、数枚だけ皿に出して食するようにしてます(^^;)

その、フリトレーが顧客の要望を受けて、「Pinch of Salt(塩ひとつまみ)」という減塩タイプのシリーズを発売したというのが、このプレスリリース
Frito-Lay Launches Low Sodium Versions of its Top Selling Snack Chips
Lay's potato chips, Tostitos tortilla chips, Fritos corn chips and Ruffles potato chipsといった主力商品にこの減塩タイプのラインが加わるそうです。

商品によって異なるものの、およそオリジナルから30〜50%ほど食塩の含有量が低いとのうたい文句。

日本でも当然のようにカロリーオフや糖質オフ、コレステロールオフといった商品がわんさかある中、何故この記事を敢えて選んだかというと、「やっぱりアメリカンなんだね」とつくづく思ったからなんです。

日本では、マーガリンとかマヨネーズ、醤油に砂糖といった日常の食事に必要不可欠な食品に、このようなタイプが多く見られると思いませんか?確かに、お菓子もそういう傾向があることはあると思いますが、使用されている成分を見直してカロリー低減というアプローチより、容量を若干減らすとか、ボリュームを大きく見せて満腹感を味わえるような形状にするとか、まぁ、ノンフライにするとかくらいが、せいぜいかなと。

その前に、カロリーを気にする、もしくは健康管理に非常にセンシティブな向きは、そもそも食べないですよね。

だけど、アメリカだと、それでも「食べたい」という執着心が強いよねぇというのが率直な感想。ダイエットしている人はコーラは飲まないと思うんだけど、そこに「ダイエットコーク」飲まないでは済ませられないんですねぇ。そして、このフリトレーの減塩シリーズ。食べないでは済ませられないんですねぇ。

日本でこのような例はないかと考えると.....それはまさしく「ビール」でしょう。飲まないではいられないんですねぇ。カロリーオフからカロリーハーフ、糖質オフに、さらに進んで今では糖質ゼロ競争。

やっぱりアメリカン、やっぱり日本人、やっぱり中国人、やっぱりロシア人?こだわるものの中に存在するマイナス面をなくす、減らす、削除する、この視点は次の商品に結びつきませんか?

| 海外情報 | 20時42分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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敢えて、ここで差をつける

アメリカはテキサスのExpress Jetが、たった$3で選り抜きのカルフォルニアワインとアピタイザーを提供するサービスを始めると発表しました。

Grapes on a Plane! Wine Flights Give Travelers a Unique Taste of California's Best

カメレオン・セラーというワイン専門店が提供するカベルネ・ソーヴィニヨンがそれで、同社によると、ワイン通にも認めてもらえるような、妥協をしないワインだとのこと。サウスウェストを始め、格安エアラインが群雄割拠し、低コストと引き替えに機内食やエンターテーメントを削除する中のこのサービス。さらに、たった$3で提供するという太っ腹。安かろう悪かろうでもない。カメレオンセラーのワイン職人のJeff Popickは、ブドウ栽培についても造詣が深く、大学で講師を務めるほどとか。

差別化戦略のひとつと言えばそれまででしょうが、マックの100円プレミアムローストよろしく、「低価格でもここまでやるか?」という、顧客に驚きを与えるサービスを用意するのは容易ではないはずで、想定外をたくみについた例として、参考にすべき点がありますね。

| 海外情報 | 20時02分 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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